【おさらい】PUNPEEの『MODERN TIMES』を深堀りしていくよ
PUNPEEのオーディオコメンタリー『余談TIMES』を元に深堀り!
こんにちは。Good-ILL-Minationのピルです。今日は先日紹介したPUNPEEのアルバム『MODERN TIMES』についてもう少し深く掘ってみたいと思います。
ディグってやつっすね!
ディグ…?
お、イルくんよく知ってるね。掘る・探すといった意味でストリートのスラングとして『ディグる』というワードがあるんだよね。
へー!どうやって使うの?
よし、いくぞ!今日はPUNPEEの…
今日はPUNPEEの『MODERN TIMES』の魅力をもっとディグっていこー!
あっ!コラ!
『MODERN TIMES』収録曲
2057
Lovely Man
Happy Meal
宇宙に行く
Renaissance
Scenario (Film)
Interval
Pride
P.U.N.P. (Communication)
Stray Bullets
Rain (Freestyle)
夢のつづき
タイムマシーンにのって
Bitch Planet
Oldies
Hero
全部で16曲か~この中だったらどれを聴けばいいかな?
良い質問だね。ズバリ、全部です。アルバムっていうのはコンセプトを元にアーティストが今までの曲の順番を考えたりしてるんだよ。だから全部。やっぱり1曲目から順番に聴くのがおススメかな。ていうか全部聴け!!
うーん、全部聴くのはいいけど順番通りじゃなくてもいいんじゃない?
愚か者!一般的なアルバムでも順番は凄く大事だけど、こと『MODERN TIMES』においては順番通りというのはもっと重要なんだよ!
とはいえ全曲の説明は野暮なので、個人的に説明したい話をピックアップしていくぞ。
Track.1『2057』
この曲は前回も説明したじじいPこと2057年のPUNPEEが2017年当時の若き日の自身のアルバムを振り返っていくイントロ兼当アルバムのコンセプト説明でもある。あの頃は毎日が冒険の連続~と当時を振り返る。曲調は古きよき楽曲ながらタイムマシーンらしき乗り物の音が聴こえてきて、2曲目に繋がっていく。
やっぱりじじいPの声が素敵!どんなにカッコいい過去だったんだろう…ワクワク
ふふ…次の曲を聴いてみれば分かるさ。
Track.2『Lovely Man』
2017年の現代のPUNPEEから始まる。唄い出しは『早く起きる時間だよ。いつまで寝坊助してんだよ』という子供の歌声から始まる。1曲目のじじいPのインタビューは全くの嘘っぱちで、当時のPUNPEEはのんだくれのどうしようもない人間だったというオチ。
え~!っていう。でもある意味等身大だね。
ラップスキルはさすがとしか言いようがないがな。
Track.4『宇宙に行く』
サビの『宇宙にぃ~ゆく!』が特徴的な歌。にぎやかではちゃめちゃな宇宙ライフを唄ったスペースオペラ的な楽曲。
なんかすげえ楽しい曲だった!
でしょ。特に後半の歌詞『肌がGREEN 膣が3つある女子たちとポテトチップス Netflixで無重力』が映画『トータルリコール』を彷彿とさせてアツいんだ。
あ~あのおっぱいが3つついてる宇宙人ね。
Track.5『Renaissance』
DJのスクラッチ音から始まる。頭の中にある才能はきっと化けるぜ!的な、皆の中にあるスワッグを大事にしろよっていう歌。
個人的にはこのアルバムの中でもこの曲が一番PUNPEEのラップスキルを見せつけてる気がするな。
Track.7『Interval』
ここで再びじじいP登場。
あれ?明らかに何かを吸ってる音が…
おおおっと、次の曲紹介にいこうか。
Track.12『夢のつづき』
PUNPEEや、仙人掌、GAMEBOYSらのライブDJを務める原島"ど真ん中"宙芳(はらしま どまんなか みちよし)との曲。テキーラパーティでPUNPEEが原島"ど真ん中"宙芳に飲まされすぎて死にかけたあとの後日談を歌にした曲。
急アル(急性アルコール中毒)で搬送されて、実はあの時死んでたかもしれないっていうPUNPEEに対して原島"ど真ん中"宙芳に「じゃあ今は夢の続きかもな」と言われてピンときて作った曲らしい。
なにそれカッコいい!
Track.13『タイムマシーンにのって』
これは前回教えてくれた曲だよね。
うむ。これに関しては公式MVをチェックしてもらえれば俺がこれ以上語る必要はないかな。
この映像まじイケてるよね!
それもそのはず、この映像を手掛けているのは漫画『少年インザフッド』を手掛けるSITE(Ghetto Hollywood)が監督を勤め、『水曜日のダウンタウン』のOPアートも手掛けるODD JOB INC.が参加しているからな。
そういえば『水ダウ』のOP曲ってPUNPEEの声に少し似てない?
実は水ダウのOP曲を手掛けたのはPUNPEEの実弟、5lackなんだけど、それはまた今度説明しようかな。
Track.15『Oldies』
実質的なこのアルバムの最終曲。オールドスクール的な楽曲にゆるくもバシッと決まるラップのオンパレード。
『巷で今流行っているあの曲もすぐさまOldies』って歌詞がエモい。
曲ラスト部分ではじじいPが登場して『妻の作ったローストビーフでも~』とインタビュアーを引き留めようとするじいさん感がまた良いんだよ。
まとめ
とまあ、結局たくさんの曲を紹介してしまったな。
ピルさんどの曲選ぶかめっちゃ悩んでたね!
だって全部良いんだもん…!
でも何でそんな裏話というか小ネタ知ってるの?
実はPUNPEEがラジオ放送した『MODERN TIMES』の副音声的な扱いの『余談TIMES』という曲で自身のコメンタリーを聴いたんだ。
小ネタをPUNPEE本人が説明してくれるって親切だね!
正直ヒップホップ系の曲はルーツが複雑で分かりづらいところあるもんな~しかも知らないと恥ずかしくて中々聞けないっていう。
そういう意味でもPUNPEEはヒップホップのカルチャーを深く理解し踏襲しつつも新しい有り方を提示しているんだ。
まじカッコいいな。付き合いたい。
おい!相手は結婚してるんだぞ!
まあまあ。自分磨きを怠らなければきっとチルちゃんにピッタリの良い男に出会えるさ。
というわけで今回はPUNPEEの『MODERN TIMES』を紹介させて頂きましたが如何でしたでしょうか?これを機にPUNPEEやヒップホップに興味を持っていただけたら嬉しいです!
アルバムを買う場合は他からではなくここのリンクから買ってくれると嬉しいぞ。
え?なんで?
そういうものなの!
ではまた次の記事でお会いしましょう!